オキシノン®
近年の粉末冶金分野において、材料開発の進展にはめざましいものがあります。
そこで、新しい材料に適した焼結設備は、より高度な雰囲気制御・温度精度が望まれていました。
このようなニーズを背景に、極限まで酸素分圧を下げた「オキシノン®炉」を1999年に開発。
金属の酸化物・炭化物・窒化物・硼化物等の高温焼結に最適な設備として位置づけられています。
また、今日では「オキシノン®炉」のユニークな特徴を活かし、アルミ・SUS・チタンのろう付
など使用用途が広がっています。
2015年、搬送に使われるC/Cコンポジット製ベルトの第二世代を開発し、より高強度で安定性を、
長寿命化により低コスト化を実現しました。

オキシノン®焼結・焼成炉

E-GRB-SIT
E-GRB-CAL

主なメリット
炉内酸素分圧を大気の10-20以下の低酸素分圧を実現
常圧で金属の蒸発を抑える(脱クローム現象なし)
C/Cコンポジットベルトによる2500℃までの連続搬送、熱処理が可能
爆発の危険性のない不活性雰囲気(窒素又はアルゴン)での熱処理
均一な温度分布
処理時間の短縮
最適な脱脂(脱バインダー)工程、排ガス処理の提案
テスト炉保有、各種テストに対応可(有償)
主な用途
各種鋼、低合金鋼から高合金鋼までの焼結、セラミックスの焼成・反応焼結、
  難還元金属の熱解離処理、他
主な仕様
最高使用温度  2500℃
処理雰囲気   窒素・アルゴン
ベルト巾    150~650mm

オキシノンCAB®メッシュベルト式アルミろう付炉

E-MES-NOC

主なメリット
低酸素分圧雰囲気による、良好なろう付性能
メッシュベルト幅1500mm以上でも炉床の平面度を維持
対流式予熱炉採用により、急速加熱が可能
均一な温度分布
短時間での立ち上げ
炉内の上下で温度差を設けることが可能
実験設備から、SUS製マッフルよりも大規模設備を製作可能
テスト炉保有、導入前に生産条件を設定可能(有償)
主な用途
アルミニウム製熱交換器 、機能部品のろう付
主な仕様
最高使用温度  620℃
処理雰囲気   窒素ガス
生産量     試験用から量産用大型炉(有効幅MAX2300㎜実績有)まで対応

オキシノンCAB®ローラーハース式アルミろう付炉

E-ROL-NOC

主なメリット
メッシュベルト加熱熱量の削減による省エネ
低酸素分圧雰囲気による、良好なろう付性能
均一な温度分布
短時間での立ち上げ
装置全長のコンパクト化が可能
主な用途
アルミニウム製熱交換器 、機能部品のろう付
主な仕様
最高使用温度  620℃
処理雰囲気   窒素ガス
生産量     試験用から量産用大型炉まで対応

オキシノン®ステンレスろう付炉

E-GRB-SUB

主なメリット
炉内酸素分圧を大気の10-20以下の低酸素分圧を実現
常圧で金属の蒸発を抑える(脱クローム現象なし)
C/Cベルトにより、金属ベルト搬送が不可能な温度域での連続搬送、処理が可能
爆発の危険性のない不活性雰囲気(窒素又はアルゴン)での熱処理
均一な温度分布
最適な脱脂(脱バインダー)工程、排ガス処理の提案
C/Cベルトによるランニングコスト低減の提案
テスト炉保有、導入前に生産条件を設定可能(有償)
主な用途
SUS製熱交換器
EGR COOLER
SUS製品のろう付
主な仕様
最高使用温度  1250℃
処理雰囲気   窒素・アルゴン
生産量     試験用から量産用設備まで対応

オキシノン®鉄系ろう付炉

E-GRB-REF

主なメリット
炉内酸素分圧を大気の10-20以下の低酸素分圧を実現
常圧で金属の蒸発を抑える(脱クローム現象なし)
爆発の危険性のない不活性雰囲気(窒素又はアルゴン)での熱処理
均一な温度分布
処理時間の短縮
最適な脱脂(脱バインダー)工程、排ガス処理の提案
脱炭しない
C/Cベルトによるランニングコスト低減の提案
テスト炉保有、導入前に生産条件を設定可能(有償)
主な用途
トルクコンバーター等のろう付
ハイカーボン材のろう付
主な仕様
最高使用温度  1150℃
処理雰囲気   窒素
生産量     試験用から量産用設備まで対応
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